「飲む」の英語は?
何かを飲むといえば最初に思いつくのは “drink” という動詞です。当然それでいいのですが場合によっては別の単語も使えますし “drink” ではおかしい場合もあります。
普通に “drink” を使う場合は
- I want to drink some tea. 「お茶が飲みたい。」
- Liam drank a lot of milk this morning. 「リアムは今朝沢山牛乳を飲んだ。」
など一般的な飲み物を飲む場合です。
しかし、薬を飲む場合、
I drink medicine.とは言いません。
じゃあどの単語を使うかというと “take” です。
- I took cold medicine. 「風邪薬を飲んだ。」
- Take some painkillers. 「鎮痛剤をのみなさい。」
薬の場合、”on medication” という言い方もよくします。これは今日飲んだとか突発的な場合ではなくある一定期間または常時のんでいる薬のことになりますが、
- I’ve been on medication for my heart conditions.「心臓のため薬をずっとのんでいます。」
その他、”have” という基本的な動詞は万能でよくどんな場合にも使えます。
- I had a cup of coffee this morning. 「今朝コーヒーを一杯飲みました。」
- Do you want to have a glass of wine?「ワイン飲みますか?」
- I’ll have some beer. 「ビールを飲みたいです。」
飲むという動詞なしで “want” を使うこともよくありますが、これは日本語でもそうですね。
- Do you want some wine?「ワインどうですか。」
- I want just water. 「私は水で大丈夫です。」
アルコールを飲む場合は “drink” を名詞にして
- Let’s have some drinks! 「飲みに行こう!」
- I had too many drinks last night.「昨晩は飲みすぎた。」
というようによく使います。ここでいうアルコールの “drink” はイメージとしてはカクテルやワインなどグラス一杯という感じで可算名詞なので複数になり「沢山」を表す副詞は “many” になります。もし「飲み過ぎ」を表すのに “alcohol” という単語を使った場合は
- I had too much alcohol last night. になり、副詞は “much” になります。
以上、「飲む」と言っても英語では “drink” だけでなく万能な基本動詞 “take” と “have” がよく使えます。
このような簡単な動詞は本当に用途がいっぱいあって難しい単語を使わずとも多くのことを表現できるのでいつか取り上げたいと思っています。
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