My two cents の意味
ある商品を購入したところ “two cents” をシェアして50ドルのギフトカードが当たる抽選に応募しよう!
というカードが入っていました。
この “Two cents” を使った表現は日本ではあまり聞きませんよね。
“My two cents” で、その時話題になっている事柄に対する自分の意見という意味になります。
ニュアンスとしては一般的には意見を求められていないような場合でも何か言いたい時に話に入って何かを言い、そこで少し謙遜して(か、又は謙遜したふりをして強い意見を和らげる意図を持って)自分の意見は2セントの価値しかないけれど、という感じかと思います。
Two cents worth
とも言います。
You didn’t ask me for my two cents, but that is what I think. (私の意見は聞かれてないけど、私はそう思う。)
また、何かの話しをしていて「これ、どう思う?」と聞かれた場合に自分の意見を言って、 “That is just my two cents.” と言う例などがあげられます。
逆に本当は強い信念があって意見を言う場合にわざと皮肉で “my two cents” と言って自分の意見を言うこともあり得ます。
Dictionary.comでの定義は
http://www.dictionary.com/browse/two-cents
となっています。参考に他の例文、説明など見てください。
冒頭のカードの場合は特にお客さんが謙遜する必要もないですが、自分の言うことなんか役に立たないだろう、と思いがちなお客さんから何とか商品を使った感想を聞き出そうとした末の表現かと思います。50ドルもらえるかもしれないと思えば意見を言ってくれるお客さんもいますよね。
この表現の語源はインターネットで見るといくつかあって
- 聖書のマルコによる福音書、ルカによる福音書の中で、裕福な人がたくさんのお金を寄付するのに対し貧しい女性が自分が持てるお金、二つのコインを寄付した、というところがあり、額としてはまったく価値が小さいのだけれど、裕福な人は額は高くてもその人が持つ全体の財産から見たら割合は少ないの対しその貧しい人にとっては持てるものすべてであったということでキリストから恩恵を受けることができた、という話があるそうです。そこから「価値が小さいもの」としての意味が生まれた。
- “A penny for thoughts”という16世紀の英語の表現からきた。
- 昔のイギリスで手紙を送るのに 2 pennies(2セント)の切手が必要であり、紙に書いた意見を送るのに2セントかかった、ということから。
などです。
That is what I think.
と言えば済むのですが、こういう言い方をする人もいるので、聞いた時に知っていたらわかりますね。
My 2 cents worth… 言いますね~。私は結構使うかも。
ところで記事の冒頭に「日本ではあまり聞きませんね」というところで、ふと思いついたこと!
ある意味裏返して通じているものがある!
それは日本の商品の価格が「98」で終わること。
あと2があれば完璧な100になるけど、100だと高そう、99じゃ割引感が薄い、
でも98だと得した気になる。
一品980円とか1980円、100gで98円、いろいろありますよね~。
結構この「2」という数字は曲者かもしれませんよ~。 (^_^)
コメントありがとうございます!そうですね。2というのは面白い数字なのかもしれませんね。
でもアメリカだと$19.99とか1セント引きになって安さをアピールしてますね。$19.98というのもありますけど、でもそう考えると$19.97とか$19.95とかもあるし、一桁目はなんでもいい、ということでしょうか。